病院・整形外科・整骨院など保険が適応になる施設があれば、整体院のように保険が効かない施設もあります。
そして施術院でも保険が適応される施術と、保険が効かなく自費で行う施術があります。
整骨院での保険適応の範囲は?
整骨院で保険が適応される範囲は、ざっくりお伝えしますと「ケガに対する施術」です。
細かく言いますと、骨折・脱臼・捻挫(ひねる)・打撲(ぶつける)・挫傷(肉離れ)の5つが適応範囲の症状です。
そしてこれらのケガを起こしてから2週間以内の来院が条件となっています。
適応範囲の施術は、電気療法・冷却・温熱療法・5分程度の簡単なマッサージが基本となっております。
しかし整骨院でケガの施術目的でなく、マッサージをしただけの利用者に対し、ケガの施術を行ったとウソの保険請求を行ったり、慢性疾患(2週間以上前から、さらに数年前からの症状)に対して保険請求を行うという「不正請求」が乱立しています。
テレビでもニュースになっているなど、業界内で問題視されています。山形の整骨院でもこういった悪さをしているところは乱立しております。本当に残念です。個人的にそういった整骨院はそもそも信用できませんね。
現代の保険施術の実態
例えば腰痛に対してのお話をさせてください。
腰がツラくなるととりあえず病院や整形外科に行かれる方は多いと思います。そして原因を特定するためにレントゲン写真を撮ったり、CTまたはMRIなどの画像を撮られる方もいらっしゃいます。では実際に画像結果で原因がはっきりわかる割合はどのくらいなのでしょうか?
答えは、たった15%。しっかり検査を行っても15%の方しか腰痛の原因がわからないのです。
ということは、85%の方が痛みと画像結果が一致しない、つまり科学的根拠の説明ができない原因不明な腰痛なのです。
原因不明ということは、病院や整形外科などでははっきりとした施術法がないため、お薬や湿布を渡されて「これで様子を見てみましょう」または「今回はとりあえずこの施術を行ってみましょう」と言われてしまう始末なのです。
私自身も学生時代に腰痛に悩まされ、病院では「腹筋が弱いから腰痛になっている」と説明を受けリハビリを頑張っていましたが、良くならなかった過去があります。
今になって冷静に思うのが
- 運動部でトレーニングを腹筋もたくさんしていたのに腹筋が弱いって説明は一体どういうこと?
- そもそも腹筋のリハビリを頑張っていたのに改善しなかったのにずっと同じリハビリをやらされていたのはなぜ?
ということです。
なぜ料金が高いのか?
話が脱線してしまいましたが整体院では
- 他ではわからなかった症状の根本的原因を見つけだす
- その場しのぎの施術でなく、根本改善を目的とした施術を行う
- 他では改善が難しいと言われている症状を改善に導く
ということを行なっております。
施術だけでなく、ご自宅でできる体操やセルフケア、生活習慣の見直しのアドバイス、栄養指導なども含みます。そして何よりその場しのぎの施術ではなく、根本改善を目的とするので再発防止にもつながります。
これらの理由から施術料金が高くなっております。
1回あたりの施術料は確かに高くつきますが、今まで改善のしなかった施術に対して料金は一体いくらかけてきたのでしょうか?中には数十年間もの間色々なところに通い続け、良くならなかったのに施術料を払い続けてきた方もいらっしゃいます。
このように安いからといって通い続けると、結果として高額になることは多々あります。
1回1回の施術料では差はありますが、トータルでは安く済む場合も多くみられます。
この仕組みを理解した上で、今ご自身のお身体に対して違う施術を試してみるべきか。もしくはこのままの施術で様子をみていくべきか。
一生を付き合っていくお身体のことについて真剣に考えてみてはいかがでしょうか?